2021年のダリヤ園開園期間も幕を閉じ、現在、川西ダリヤ園栽培担当の方では、分球作業をおこなっています(12月下旬時点)。
今回は、ダリヤ園での来年に向けた作業をご紹介します。
川西ダリヤ園の球根の分球作業には、例年2か月程かかります。
写真に写っているのは、分球前の球根が入ったコンテナです。
これらの球根の分球作業をおこなっていきます。
分球は使える球根とそうでないものを仕分け、来春芽となって出てくる「発芽点」を見つけるところからはじまる、細やかさが求められる作業です。
(下の写真は、発芽点から発芽した球根です。)
分球では、発芽点とそれに一番近い球根を一緒に切り取らなくてはならず、その際、発芽点がついていないと来春芽が出ません。
また、発芽点が見つけにくい球根もあり、技術と経験が求められる緻密な作業です。
ほかには、分球した際、切った断面に凹凸ができていると雑菌が入りやすく、乾燥すると断面がくぼんで繊維がボロボロと取れてきてしまうことから、断面がスパッと平面になるように切り分けることを心がけています。
球根を切る際、かたい部分が多くありますが、一息で切ることを心がけています。ハサミで切ったり、ナイフを前後に動かしながら切断すると、断面がガタガタになってしまうためです。
また、来春発芽するには冬期間中の温度調節が重要です。
大体6~7℃に設定した部屋で保管し、湿度も管理しなくてはなりません。
↓分球し終えた球根
↓分球の作業
このような作業を積み重ね、来年の開園に向けて準備を進めています。
2022年も皆様のご来園をお待ちしております。
この記事に関するお問合せ先
担当課/川西町産業振興課 商工観光グループ 観光担当
TEL/0238-42-6668