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平成23年1月 飛躍を目指して 地域再生から地域発展へ

明けましておめでとうございます。穏やかな天候にも恵まれ皆様には清々しい新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。昨年中は町発展のためにご支援ご協力をいただき心より感謝申し上げます。
 昨年一年を表す漢字は「暑」でした。あの8月の暑さは正に酷暑、猛暑でした。昨年は暑さだけでなく、小雪暖冬、春先の異常低温、梅雨時の集中豪雨、秋の長雨と気候変動の大きな一年でした。また落雷、熊の異常出没と予期せぬ出来事に振り回されました。これら異常気象は農作物の生育不良や品質低下を招き農家経済に大きな打撃を与えました。そんな中、本格デビューした期待の新品種つや姫が最高品質を証明し、今後のブランド化への期待を膨らませました。
昨年4月、川西町発展のため多大なご貢献を賜りました井上ひさし先生がご逝去されました。資料も準備されまだ書きたいことがたくさんあると話されていたとお聞きし、先生の無念さを想うと返す返すも残念でなりません。心からご冥福をお祈りします。
 一方経済は回復傾向にあると言われ、国のエコカー減税やエコポイント制度導入により需要を掘り起こしたと思われます。また町商工会が実施したプレミアム商品券による消費拡大も成果を上げたものと思われます。しかし回復したといわれる景気もリーマンショック前までには至っておらず今後の動向も不透明で力強い歩みには程遠いものでした。このように昨年は変化の激しい一年で、私たちの記憶に残る年となりました。
 参議院選挙以降政治状況も一層混沌とし、町政運営も困難な時代が続きますが、皆さんと力を合わせ町の発展を目指してまいりますので、今年も引き続きご支援賜りますようよろしくお願いします。

<発展をめざして>

 昨年は町のビジョンを示す各種計画策定に労力を集中しました。合わせて若者の活動支援、新たな交流の展開をめざすやまがた里の暮らし大学校の開設と町発展の道筋をつける事業を展開してまいりました。
 川西町の課題は人口減少と少子高齢化です。この重い命題は全国のどの町や村でも抱える課題となっており、解決は容易ではありませんが、逃げたりあきらめたりすることなく取り組んでいきたいと思います。その中心に据えられる計画が第4次川西町総合計画で、22年度までの前期計画を検証し、この4月からの後期5カ年計画をまとめました。総合計画は町の総ての事業を網羅し町民生活を守るものとなっています。その上で町の課題である家族力や地域の助け合いの低下、町民所得の低迷、まちづくりの担い手不足を克服するため、「地域づくり活性化プロジェクト」「六次産業化推進プロジェクト」「交流基盤確立プロジェクト」を主要プロジェクトに位置付けました。
 これらプロジェクトは相互に連携し、地域力の向上、産業振興による所得の向上、多様な交流を通じた人材育成や担い手の確保を図り、人口減少を食い止めるとともに町の活力を高め発展をめざすものです。今後役場の推進体制を整備し類似事業の見直し再編を進めるとともに分かりやすく情報や資料を提供し、町・町民・事業者が互いに連携し、事業を進めてまいります。特にこの5年間は人材の育成支援に重点的に取り組み、まちづくりの仕掛け人を増やしていきたいと考えています。

<三つ自慢できることを>

 イギリスでは常に地域づくりを語るときには、pride of place (地域に誇りを)が語られると言われます。この譬え(たと)は川西町のまちづくりにも共通していると想います。この町が好きだ、この町に住み続けたいと強く思い抱く人が増えなければ町の発展は叶いません。
 九州阿蘇市での商店街活性化の報告を読みました。阿蘇山には年間千九百万人の観光客が訪れますが、10年前このほとんどの観光客は阿蘇市を通過し、商店街に地元の人も足を止めず廃(すた)れる一方だったそうです。このままでは商店街がなくなってしまうという危機感(・・・)から新たなチャレンジが始まりました。   
 「どうすれば観光客が来てくれるのか」から「どうすれば来た人が30分商店街で過ごせるのか」と発想を転換、「自慢を三つ以上言える自分になりなさい」と互いに問いかけ、身の周りにある地域資源の掘り起こしに磨きをかけてきました。今では阿蘇観光の拠点となり、さらに広域的な取り組みに発展しています。魅力的な店づくりと居心地の良い空間が加わり「買う、食べる、楽しむ、ゆっくり過ごす」と滞在時間を長くしています。リーダーは「地域を好きな人が増えれば自ずと地域は良くなり、地域を守ることになる」と伝えています。
 川西町内でも各地域資源を生かすいろいろな実践が重ねられてきました。これらをさらに積み上げ町全体の魅力や発信力を高めていかなくてはなりません。後期計画の3主要プロジェクトはそれを具体化し、「今日の暮らしを豊かにし、より良き明日を作る」ためのものです。改めて町民の皆さんと力を合わせ町の発展を目指してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

<今年は大正百年>

 1912年明治四五年から大正元年が誕生し百年を迎えました。今年百歳を迎えられた明治、大正生まれの八名の皆さんに町からお祝いをさせていただきました。心からお喜びを申し上げます。
 新年早々置賜農業高校が山形新聞主催の3P賞受賞の明るいニュースが報道されました。置農の活躍は枚挙に遑(いとま)がないほど数多く、そのどれもが町や地域との関わりを大事にされており町への貢献も大変優れています。学校全体が表彰されることになりこれ以上の喜びはありません。本当におめでとうございました。
 天候も穏やかに幸先の良い新年を迎えることができました。今後川西町の発展を目指し積極的な町政運営を図ってまいりたいと考えております。道路・教育施設などの社会資本の整備だけでなく、将来につながる子育て支援、交流拡大、また新たな視点での広域連携に取り組んでまいります。そしてこれらを進める上で最も大切なことは町民の皆さんとの対話です。
 このことを肝に銘じ、皆様のご多幸を祈念申し上げ新年のご挨拶とします。今年一年よろしくお願いします。

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