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平成27年4月 吉里吉里忌にご参加ください

 3月末、町田市のさくら祭りに参加、町田市の皆さんや友好団体の沖縄市、長野県川上村、東京都大島町の皆さんと交流してきました。東京は暖かく上野公園など桜は満開でうらやましく感じましたが、4月に入り山形でも桜の便りが聞かれるようになりました。足取りは遅いものの、もうすぐ良い季節がやってきます。新年度に入り新たなスタートを切られた皆さん、明るく元気に頑張ってまいりましょう。
 5年前の4月9日、井上ひさし先生が亡くなられました。前年の秋から体調を崩され療養中でしたが、回復され元気な先生にお会いできることを願っておりましたので、本当にショックでした。体調も考えず、新生川西中学校の校歌制作を依頼したことも恥ずかしい限りでした。先生のご功績を顕彰するため、フレンドリープラザ内に展示室を整備、さらに「本を生かす」ため始まった遅筆堂文庫生活者大学校を毎年開催してきました。フレンドリープラザ、遅筆堂文庫は県内のみならず、全国の皆さんに高く評価され、川西町の魅力となっています。
 亡くなられて1年後、東日本大震災が発生し存命なら先生はどんなメッセージを残されただろうと、出版社の皆さんを中心に偲ぶ会を始められ、先生が生まれ、遅筆堂文庫がある川西町で「吉里吉里忌」を開催する運びとなりました。実行委員会やご遺族の意思を尊重しながら、中学生や菜の花座なども出演するにぎやかで楽しい企画ですので、お楽しみください。
 皆さんは先生の作品を読んでいますか。亡くなられてからも単行本が刊行され、5月上映開始の「駆込み女と駆出し男」は「東慶寺花だより」が原作です。私のお勧めは「一分ノ一」(上下)、1分の1の地図を製作するところから物語が始まり、敗戦により日本が連合国に4分割され、その統一のため米沢から東京へ向かう物語です。先生のエンターテイメントがちりばめられ、本当に面白い作品です。40年前に書かれた「吉里吉里人」を読み直してみて全く色あせず、現在町の課題となっている地方創生の答えが、示されているように思います。長編が多いので根気が必要ですが、先生が遺された思いを語り合ってみませんか。どうぞ「吉里吉里忌」に足をお運びください。

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