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平成27年11月 医療を守るために

 文化祭、町民表彰式典が終了し、冬支度の最盛期となりました。現在県内の交通死亡事故に歯止めがきかず危機感を持って交通安全に取り組んでいます。ライトの早めの点灯、ハイビームを使い前方を注意する、「自動車は便利だけど凶器になる」を忘れず、安全運転に努めてください。
 西川町を舞台にした映画「いしゃ先生」が完成、原作者のあべ美佳さんや永江二朗監督が来庁されました。映画は昭和10年、無医村で貧しく医療に恵まれない現西川町の大井沢村で、村長の娘で新米医師の周子先生が「3年だけお前の人生を俺にくれ」という親の願いを受け入れ、貧困や偏見など幾重もの困難を乗り越え、生涯を地域医療に捧げた物語です。設備も交通機関もなく大雪の中「命を守る」ためにたった一人で奮闘する姿は、医療の原点を考えさせられます。そして「いしゃ先生は神様だ」と誰もから慕われ52歳の生涯を終えます。原作を読みぜひ映画を見たいと思います。
 今月から置賜病院組合の管理者を務めることになりました。開院から15年を迎えた公立病院と各サテライト施設が機能する医療システムは、日本の地域医療のモデルとして評価されてきましたが、人口減少、高齢化が進行し新たな課題も抱えています。地方では慢性的な医師、看護師不足が続いており、病院組合でも大きな課題です。「置病はすぐ退院させる」と言われますが、基幹となる公立病院の高度医療機能を最大限発揮するために、退院後の受け皿として、介護施設や開業医の先生と連携した総合的な支援体制が必要です。また基幹病院、長井、南陽、川西の各サテライト施設の改修等も今後の課題です。「置賜には県立病院がない」という住民の強い要望が実り、県と二市二町が議論を尽くして取り組んできたこの病院組合をさらに発展させるため頑張っていきたいと思います。
 看護師は日勤(8時30分〜17時15分)準夜(16時30分〜1時15分)夜勤(0時30分〜9時15分)の三交代勤務で、真冬の夜中の通勤を想像してください。医師も勤務終了後もオンコール体制で待機しています。このような厳しい条件で医療を守るには、地域の皆さんの理解や支援が必要です。「一人でも多くの命を守りたい」という願いを実現するため、先生方がこの置賜の地で思う存分力が発揮できるようご協力をよろしくお願いします。

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