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ひと足早い春の香り 〜タラノメの出荷始まる〜

 山菜の王様と呼ばれる「タラノメ」。タラの木の若芽をタラノメといい、独特のコクとほろ苦さがある春の味覚です。そのタラノメの出荷が川西町でも始まりました。

 今年、川西町内で最も早い出荷となったのは11月20日。最盛期は3月で、ほとんどを東京都内を中心とした関東地域へ出荷しています。町内で生産されている品種は主に「蔵王」「あやの」「あすは」「新駒緑(しんこまみどり)」の4品種で、山形では「蔵王」の生産が主流となっています。
                                     ▲農家でひとつひとつ丁寧にパック詰めにし出荷。
 今回取材させていただいたJA山形おきたま 川西促成山菜部会会長の伊藤敏行さんは、水稲と畜産を営む農家で、冬期間はタラノメのハウス栽培を手掛けています。1haほどの栽培面積を持ち、伊藤さんご夫婦と長男 克憲さんの3人で取り組んでいます。
 タラノメは12月から4月の長期間の生産が可能なうえ、経費がそれほどかからず、雪深い地域でも生産できます。およそ20〜25日間で出荷でき、収穫後のタラの木を10日間置いて、また次の栽培を繰り返し行うため、長い期間生産ができるのが魅力のひとつです。

 タラノメ生産で最も重要かつ難しいものはタラの木作り。伊藤さんは、転作地を活用し育てた1年木を使用し、無農薬栽培にこだわっています。タラの木がびっしり並ぶコンテナの上にアーチ状に被せたビニールシートと熱線を使いながら温湿度や水管理を徹底しています。

 また、町内のタラノメ生産者で組織するタラノメ部会では、品種改良にも積極的に取り組み、品質向上に余念がありません。
 町内のタラノメ生産者数は、ピーク時は40人だったものの、生産者の高齢化が進み、現在は12〜13人と年々減少している状況です。「タラノメ栽培は冬仕事に最適。家内産業のため、孫の面倒も見ていられる。冬仕事を探している農家さんにおすすめしたい。」と伊藤さんは話していました。

(取材日:2014年12月18日)

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