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川西町長だより 令和3年1月15日 持続可能な社会をめざし

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川西町長だよりを更新しました

 明けましておめでとうございます。昨年末から3年ぶりの大雪に見舞われ正月も雪片づけが続きましたが、皆様には健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。新型コロナウイルス感染が拡大し予断を許さない毎日ですが、皆様の健康を守ることを最優先に万全を期してまいりますので、よろしくお願いします。


歴史的な2020

 昨年は新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るいパンデミックが発生しました。都市封鎖、緊急事態宣言など耳慣れない用語が次々発出され、東京オリンピック・パラリンピックが延期されるなど非常事態となりました。不要不急の外出自粛、学校の休校など社会・経済活動に与えた損失は計り知れません。
 成人式や夏まつりなどイベントも延期や中止、会合等も感染防止を徹底して実施されました。どうしたら感染を防ぐことができるのか見えない敵との戦いが続きました。
 一方、町の事業については計画的に進めました。新庁舎建設は間もなく完成を迎えます。先月、建設現場を確認しました。はじめてエレベーターに乗り3階まで上がりましたが誰にでも使いやすい庁舎になるよう配慮しています。5月6日の開庁に向け準備を進めます。現庁舎の跡地利用については、町の顔である小松の中心街のシンボルとして「集い、交流、にぎわいの場の創出」をめざし基本計画を取りまとめています。メディカルタウン整備では商業エリアを中心に農業振興計画の変更を県に申請しました。住宅地の整備も始まりました。
 昨年7月には豪雨災害が発生し浸水被害などに出動いただいた消防団に感謝します。繰り返し同じように災害が発生していることから、最上川全体の整備を国・県に対し要望しています。
 新型コロナ感染、災害を通じ住民生活の安定をまちづくりの基本にしてまいりました。

 

支えあいのまちづくりを

 「かわにし未来ビジョン(平成28年~令和7年)」の令和3年度からの後期基本計画を策定しました。新たに持続可能な開発目標(SDGs)を視点に取り入れ前期計画を見直し、関係人口の創出、各種災害への対応、新しい生活様式、置賜農業高校の魅力化など社会変化を踏まえ将来にわたり住み続けられる川西町の建設を目指す計画です。世界では温暖化による気候変動が顕著になり温室効果ガス削減など持続可能な社会を目指す取り組みが進められています。あわせてすべての人が豊かさを享受できる社会の実現が求められています。
 私たちは川西町まちづくり基本条例に基づき、協働のまちづくりを進めてきました。この15年の歩みを土台に、地域社会の支えあいを一層推進してまいります。
 昨年5月学校が再開され、マスクを着けながら嬉しそうに友だちと走り回る子どもたちの姿を見て、私は涙が込み上げました。また昨年12月、新型コロナ感染が確認された家庭のため、隣近所の人たちが買い物を代行していると聞き感動しました。「ああ、人間ていいな」と思い、改めて人間は一人では生きていけない存在だと認識しました。このすばらしい思いやり、温かなぬくもりがすべての人につながるまちづくりを進めていきたいと思います。
 結びに、皆様のますますのご健勝、ご多幸を祈念申し上げますとともに、今後とも町政運営へのご協力をよろしくお願いします。
 


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