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ダリヤの栽培方法

球根を買い求める際の注意

ダリヤ写真1 《買い求める時期》
北海道では4月上旬〜下旬、東北、北陸地方は4月下旬〜5月下旬、関東以西では3〜4月上旬ごろ入手できます。
《芽のあるものを求める》
ダリヤの球根には、必ず1球に1個以上の芽がついています。特に、ワックス処理をした球根は、注意して確認しましょう。
《芽の出てしまった球根の扱い》
芽がのびすぎていた場合、元から3〜4cm残して、その先は切り捨てて から植え付けましょう。 ポリ袋詰めの球根によくこのようなことがあります。袋の中で曲がりながら10cm近くも伸びていることがありますので 注意しましょう。
《球根の大小と、花の善し悪しは無関係》
ダリヤの球根には、品種によって、丸型、細長型、太長型、細首型などいろいろあり、一定の球形ではなく、 また球根の大小も様々です。球根の役割は、球根についている芽を保護することであり、球根の大小と花の善し 悪しとは全く無関係です。球根は、大小は問わず、腐ったところのあるもの、また、首の部分にひび割れのあるもの、 又は、その疑いのあるもの等は、買い求めてはいけません。

分 球

《分球の時期》
植え付ける頃に行います。
《分球の方法》
無事に越冬したダリヤは、保管した時とあまり変わらず、中には芽が伸びているものもあります。 又、少々しなびれているものもありますが、その程度ならまず心配ありません。分球は、球根のつけ根の茎をつけ、 剪定ばさみ等で切り離してください。

球根の植え付け

《芽出し》
植え付け2週間前頃に、仮植をして芽出しを行います。仮植は浅く土をかけて、球根が暖まりやすいようにします。尚、芽は1cmくらいにとどめます。
《球根の植え付け時期》
北海道では5月下旬頃が適期です。東北、北陸地方は5月上旬〜中旬、関東地方以西では4月上旬頃が適当です。
《植え付け場所(露地)》
ダリヤは性質がいたって丈夫な植物で、いずれの土質でも栽培できます。 まず、水捌けの良い所を選びます。水捌けの悪い土地は高うねにします。
ダリヤは一昼夜水没したら滅します。又、広いスペースがあり、日当たり、風通しの良い場所が選定できれば良いのですが、都会地では、 庭の周囲に建物があったり、樹木が植わっていたりして、朝から晩まで、日の当たる 場所を選ぶことは困難でしょうが、できるだけ水捌けが良く、日当たりの良い場所を選ぶべきでしょう。日当たりが悪いと茎が自然に軟弱に伸び、 風で幹が折れることがあります。
《肥料》
肥料の分量が多すぎれば、発育を阻害し、又、少なければ貧弱になって良花が見られません。ダリヤは夏から霜の降りる頃まで咲き続けるので、 肥料も化学肥料のように即効性ものより、持続性のあるもの、鶏糞、魚かす、油かす等を等量配合します。全部が入手できなければ、 入手容易なものを何種か混ぜて用います。
《元肥》
前の混合した肥料を、作土全面に散布し、深さ30cm位に耕し、土の塊は丁寧に砕き、土を柔らかくしてやります。
《植え付け方法》
球根を植える深さは、球根の大きさにより多少違いますが、だいたい、深さ3cm位で水平に植え込みます。 その時に球根の芽の部分を目印に支柱を立ててやり、芽が出てくる目安ににしておきましょう。 その後、1〜2回の土寄せで30cmの高さのうねにする(芽の深さが10cm以内)。

植え付け後の管理と手入れ

ダリヤ写真2 《水やり・追肥》
水やりは特に乾燥した時以外は必要ありません。追肥は成長と共に行いま す。ダリヤの根張りは旺盛ですから、 根元より離れた所に7月〜9月にかけて、2回位に分けて与え、軽く土寄せをしてやります。
《整枝》
草姿を乱れることのないように整えるには、脇芽をつみ取らなければなり ません。枝の節々から全部脇芽が出てきます。 各枝の頂花1つを残し、上から2〜3節までの脇芽を全部摘み取ることによって、花梗の強い、優れた花を得ることができます。 又、脇芽を取ることによって、次の成長が早く、丈夫で長い枝が次々と出てきます。
《ダリヤの病気と害虫》
※ヨトウムシ
ダリヤの葉裏にヨトウガの卵が生み付けられ、やがて、これらが長さ6mm位の幼虫となり、 1枚の葉裏に数百匹で群をなし食害します。葉をとって捕殺するか、薬剤を葉裏に十分に散布して防除します。 これを怠ると、若芽、花蕾を食害され、穴だらけになります。成長した幼虫は昼間は土中などに隠れ、夜間出て根元や葉を食害します。 根元近くを探して捕殺するようにします。
※ハダニ
7〜8月頃に発生します。肉眼で見ることのできない小さな虫で、これも葉液が吸収され葉を痛めます。 特に、道路近くで塵やほこりがかかるところは発生しやすく、放任しておくと、葉は褐色になり枯れます。
※病気
北海道は夏も気候が冷涼なので、病気は少ないようです。ウィルス病等が 出た株は、抜き去るようにします。

掘り上げと貯蔵

《掘り上げ時期》
晩秋の初霜の頃が適期です。北海道では、おそくても11月上旬まで完了。
東北以南は、11月上〜中旬に掘り上げます。
《掘り上げ方法》
掘り上げは晴天の日を選んで、球根の首が折れないように掘り取ります。
土をよく落とし、茎は球根のついている所より5cm位上の所で切り離します。球根数が多い場合、1株を4つ位に大割することも良い。 ただ、その際に注意することは、1球の場合と同様に、芽をもつ茎の1部が球根についた状態にしないと翌年発芽しません。
《貯蔵》
まず、掘り上げたダリヤの株、または大割にした球根を陰干しにして、乾燥させて、木箱又は、ダンボール箱に詰め込み、 保管中球根が過乾燥しないように、又、防寒も兼ねて箱を紙で包みます。保管場合は、温度が5〜 7℃の所に置くようにします。

ダリヤの鉢植(プランター栽培)

ダリヤ写真3 《品種の選び方》
鉢植えプランター栽培なら、畑の少ない方でもダリヤ作りが可能です。草丈があまり伸びない、早生品種 (例えば、大輪では、マルコムズホワイト、クロイドンエース)が良い。
《作り方》
菊鉢の大きなもの、もしくは深鉢の6〜10号、プランターを準備し、乾燥牛糞を10%位、田土60%、ピートモス20%、 パーライト10%位の軽く排水の良い用土を作ります。以下、露地栽培と同じ管理で良いですが、次の3点について気を付けて下さい。
1.十分な陽当たりが必要
2.水管理は多すぎても困りますので、土の表面が乾いたら、灌水する。
3.暑い時には、ハダニ等がつきますので、葉の裏へ水を霧吹きでかけ、乾燥を防ぎます。