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川西町長だより(令和5年度)

更新情報
川西町長だよりを更新しました

令和5年5月 新・新しい生活様式

 新緑も濃くなり、水が張られた水田のきれいな季節を迎えました。今月も季節外れの高温や低温、大雨など不順な天候が続いていますので、体調管理に気を付けましょう。
 五月晴れに恵まれた3日、成人式を挙行しました。4年ぶりに制限のない式典で、久しぶりの再会に若々しい歓声が心地よくプラザに響きました。さらに6日には2分の3成人式が開催されました。本来なら令和2年度開催予定でしたが、コロナ禍や昨年の豪雨災害などで延期してきました。しかし実行委員会の皆さんの結束力でようやく実施でき、恩師の先生を囲み和やかな交流会となりました。3年遅れた分、皆さん成長し、社会の中堅として活躍している様子を伺い頼もしく感じました。今後とも時代を担う若者たちを応援していきます。
 国や県の新型コロナウイルスによる感染対策本部が、5月8日に廃止されました。国県に責任や権限を集中し、3年間感染防止対策や国民生活を守るため役割を果たしてきました。最強の感染力を持つ目に見えない敵に、世界中を不安と混乱に導き、緊急事態宣言など経験したことのない対応に国民生活は大きな制約を受けてきました。「人と人の接触を避ける」ことが一番の感染対策となったこの3年間は、社会のあり様も大きく変化しました。ワクチン接種や自然免疫の獲得など、感染の抑制や重症化予防が進み、ようやくその不安や混乱から一歩抜け出すことができます。しかし、コロナウイルスが消滅することはなく、新たな変異を繰り返し私たちの周りで生存していますので、その対策は継続していかなければなりません。
1 マスク、手指消毒、換気
2 ワクチン接種の推奨
3 調子の悪い時は早めに受診、接触を避ける
これらはインフルエンザの対応と同じです。個人の判断と責任において、「恐れることなく、侮らず」この3年間で身に付けた対策を実践し、当たり前の生活を取り戻してまいりましょう。

 

令和5年4月 復活!満員御礼

 3週間も早く桜が咲き始め、その花に雪が降り積もる珍しい光景に驚きました。季節が前倒しになる中、気候変動は直接動植物に大きなダメージを与え、今年もサクランボやリンゴなどに凍霜害の被害が心配されます。農家の努力だけでは防げない異常事態で、根本的な対策を検討しなければと思います。今後の生育状況を注視したいと思います。
 そんな冷たい西風が強く吹く寒い日、9回目の吉里吉里忌が開催されました。
 語り継ぐ人らしき人ひさしの忌 舩山和寿(川西中)
 井上ひさしが残した様々な功績を語り継ぐことを目的に、全国各地から来場いただきました。今年は入場券が2時間で完売するなど、大きな反響を呼びホールは満席となりました。「井上ひさしとジャーナリズム」の鼎談と「井上ひさしさんと私」の小泉今日子さんの講演の二部構成で、それぞれに井上先生が残された言葉を通じその背景や思考を語っていただきました。「ジャーナリズムのジャーナルは日記の意味」「井上作品は事実の積み重ねから真実を浮かび上がらせている」など丁々発止の鼎談に会場がわきました。また小泉さんは読書が大好きで素敵な書評集も出版されています。井上作品を朗読され言葉の大切さを伝えていきたいと話されました。最後に川中生徒会執行部の皆さんが校歌を斉唱してくれました。
 来年はフレンドリープラザ開館30周年と第10回吉里吉里忌が重なる記念の年となります。ご遺族のご厚意で今年プラザ内に「書斎」を移設しますが文化の殿堂にふさわしい記念事業を検討していきます。
 第56回茂吉忌合同歌会において、西大塚の前柳長栄さんの作品が見事特選を受賞されました。おめでとうございます。
 土に生き朝露踏めば病無し言われて農継ぎ今朝も草刈る
 前柳さんは「歌を通じ町に明るい話題を提供したい」と意欲的です。
 今年も田起こしの季節となりました。これからも「土と共に生きる」ことを大切にしていきたいと思います。


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