◎児童・生徒の健康診断
学校では、学校保健安全法に基づき毎学年定期に、指定の検査項目の健康診断を実施しております。
学校での健康診断は、児童・生徒が学習や運動などの学校生活を送るうえで注意すべきことがないかどうかを調べるものです。身体測定のほか、学校医等による内科・歯科・眼科検診・結核・心臓・耳鼻科・尿などの検査があります。
しかし、学校で行う健康診断はスクリーニングといい、疑いのあるものをふるい分けるもので、病院など医療機関で受ける検査とは違います。1次検査の結果、必要であれば2次検査を実施します。そのうえで精密検査の必要性がある場合はご連絡しますので、医療機関で詳しく診ていただいてください。
検診の内容
結核検診(問診・学校医による診察)
対象:小学1~6年生、中学1~3年生 全員
問診:問診票を配布し、保護者の方にご記入いただきます。
(内容) 1、本人の結核罹患歴
2、本人の予防投薬歴
3、家族等の罹患歴
4、高まんえん国での居住歴
5、自覚症状(2週間以上長引く咳や痰)
6、BCG接種歴(小学1年生のみ)
学校医による診察:問診票の回答と保健調査票、日常の健康観察の状況等もふまえ、内科検診時に診察を
行います。
精密検査(問診、診察の結果により結核対策委員会が必要と認めた方)
(内容) 胸部X線直接撮影、ツベルクリン反応検査等
尿検査(一次検診・二次検診)
対象:小学1~6年生、中学1~3年生 全員
目的:腎臓病・糖尿病を早期に発見し、その進行を防止します。
心電図検査
対象:小中学校1年生
前年度二次検診で「要経過観察」と判定された児童生徒
目的:医療を必要とするような心疾患を有する児童生徒を早期に発見し、その程度に応じ、正しくかつ適切な日常生活を行うよう指導します。
その他の健康診断
・耳鼻咽喉科検診
・貧血検査(中学校2年生のみ)
・眼科検診
・歯科検診
・内科検診
・その他身長・体重等の測定・視力検査
上記検診の費用については、すべて公費で負担していますが、精密検査を受ける場合は、自己負担となります。
◎災害共済給付制度
お子さんが、万が一学校で事故にあい、けがをされた場合に適用される「独立行政法人日本スポーツ振興センター法」の共済制度です。
この制度は、学校の管理下で起こった事故による災害(負傷及び疾病)のために、医療を受けた場合のみ適用されます。
詳しい内容は、「災害共済給付制度のお知らせ」(151KB)をご覧ください。