バスケ用の車いすで5チーム対抗のリレーを行った生徒たち
パラアスリートを講師に招き、体験と講話を通して「障がい」への理解を深める「あすチャレ!スクール」が3月6日(水)、置賜農業高校を会場に行われました。
講師はパラリンピックに7回出場し「車いす陸上界のパイオニア」として著名な永尾嘉章さん。
競技で使う車いす「レーサー」について説明した後、同校1,2年生の生徒たちが実際に乗って車輪を腕で回す体験をしました。
世界レベルの短距離選手は時速36キロで駆け抜けるという車いす陸上。生徒たちは身をもってその激しさを感じていました。
チームに分かれた生徒たちが車いすを操作するリレー大会も行われ、生徒からは「うまく乗れると楽しい」「思ったよりスピードを出すのが難しい」などの声がありました。
講話で永尾さんは「あきらめないことが大切」で、5歳で足が動かなくなったときや陸上でなかなか勝てなかったとき、パラリンピックでメダルに届かなかったときに、決してあきらめなかったことが日本人最多のパラリンピック7回出場や100m・200mの日本記録につながったと話し、高校生たちの今後の人生にエールを送りました。
日本財団パラリンピックサポートセンターが主催する「あすチャレ!スクール」は“明日へのチャレンジ”をテーマに、応募のあった全国の学校で体験型授業を行っています。
講師の永尾嘉章さん
車輪を力いっぱい回す生徒
おもしろがりながら車いす体験