川西町長だより　令和2年11月15日　冬将軍に備えて

川西町長だよりを更新しました

　たくさんの皆さんにダリアの切り花を楽しんでいただきながら、ダリヤ園が無事閉園しました。今年は猛暑のため栽培管理は苦労しましたが、有終の美を飾ることができました。コロナ禍で行動自粛が続く中、昨年を上回る来園者数となり、作業員の皆さんの努力に感謝します。
　各地区の収穫祭が感染防止のため規模を縮小しながら開催されました。米の収穫は「やや良」と良かったものの、在庫が増えたため販売価格は下がり、来年の主食用米の作付も減少すると予想され、コロナ禍の経済不振が長引くことを実感します。10月のプレミアム商品券の反響は大きくほぼ１日で販売が終了しました。今後も感染防止と地域経済を活性化する事業を実施していきます。
　昨年朴沢で撮影された映画「瞽女」の上映会がありました。最後の瞽女と言われた小林ハルさんの物語です。生後３か月で失明したハルは、瞽女として生き抜くため、厳しいしつけや修行、試練を乗り越え、親方へと成長していきます。そして弟子を厳しく育てるハルが、鬼になり自分を厳しくしつけた母の慈愛に気づき、涙を流して母に感謝する姿に感動しました。映画は瞽女の文化を伝えるとともに厳しい世界で生きる喜びや勇気を与えてくれます。ぜひ子どもたちに見てほしいと思います。
　初雪の便りが届き冬支度に忙しくなりました。今年は昨年と比べ気温が低く平年並みの降雪と予想され、町の除雪体制は通常通り計画しました。町道270キロを除雪機械52台で冬季間の交通を確保します。またパトロール車を巡回し積雪状況を確認、安全に通行できるよう対応します。除雪事業者には、オペレータの養成など人員を確保し除雪作業を担っていただきます。町民の皆さんには夜間厳しい状況で作業していることをご理解ください。また除雪アダプト事業など自治会内での助け合いもよろしくお願いします。